愛しい子
10年半前。流産をして、さらに愛猫を珍しい病気で2歳半で失ったばかりの、失意のどん底だった我が家に、やってきてくれた“さんご”。
かわいい猫の女の子。獣医さんに拾われたのに、あまりにもおてんばすぎて、獣医さんが手を焼いて我が家にやってきました。茶トラのメスは珍しく、さらに鍵の尻尾。『幸せを運んでくるよ』と言って我が家に来たさんご。長生きしてほしいという思いをこめて“さんご”と名づけました。
本当にたくさんの幸せを運んできてくれました。
その後、娘と息子が生まれ、我が家でいちばん強いさんご。子どもたちも喧嘩している時に『そんなに喧嘩してるとさんごにパンチされるよ!』と叱ると、おとなしくなります。
しかし…先月、胸に腫瘍が見つかり、もう夏は越せないと言われてしまいました。7月も迎えられるか、わからない状態です。
本当に愛しい子。本当にかわいい子。
どうか、残りの時間が、穏やかで幸せでありますように。
ずっとずーっと大好きだよ。
アメジスト
女性/37歳/千葉県/公務員
2025-06-10 19:18