案件

本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様でございます。

都内のレストランで働いています。

ご家族連れのお客様もいらっしゃいます。
実のところ『お子様』には苦手意識を持っています。

なので『子供』というより、普通の大人にくらべて『いささか特殊なお客様』と思って接客をしています。

『冷たい飲み物に氷を入れない』『小さなフォーク』を用意するなとも、特殊ゆえの対応です。

時には、大きな声や泣き声が響くこともありますが、うちは高級なレストランというより『田舎の食堂』みたいな雰囲気なので、子供の泣き声や、女性同士のやかましいオシャベリ。怪しげなチンピラや情婦のカップルとか、雑多なほうがそれらしいと思うので、気にはなりません。「元気いいのぉ」と思うだけです。

常連のファミリーのお子さんとは、恐竜やサメ、昆虫、特急列車の話で盛り上がることもありますが、やっぱり子供さんは苦手です。

しかし、不思議と5才くらいまでの幼児には好かれることもありますが、多分、くまモンかドラえもんのたぐいだと思われているのでしょう(笑)

最近は、常連ファミリーのお子様が、久しぶりに会うと立派な青年になっていたり美人のレディになっていて驚くことも多いです。

思わず『いやぁ、しばらく見ないうちに大きくなったね』といいたくなりますが、それは自分が若い頃、一番返答に困った質問だったから、慌てて飲み込んでいますね(笑)

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