名台詞に隠された秘話エピソード
それは小学校の入学式。
登校初日から早速、寝坊をし遅刻してしまい、
何もかも上手く行かずに裏山で
途方に暮れていた、のび太。
すると、運悪くランドセルにぶつかって
転げ落ちてしまい、山を転げ落ちたランドセルは
走行中のトラックの荷台に乗っかって
何処かへ走り去ってしまいます。
転げ落ちて行ったランドセルを
必死に探すも見つかるはずもなく、
雨が降って来たり、犬に噛まれて
しまったりと災難続きで、
悲しすぎてとうとう心が折れてしまった
のび太。
のび太の不在に気付いたジャイアン
すると、のび太が学校に来て居ない事に
気が付いて、もしかしたら裏山に居るのでは
ないかと心配したジャイアンが探しに
来てくれたのです。
そして、トラックに乗ったのび太の
ランドセルを見つけて、雨が降る中
ドロドロになりながらも、
やっとの思いでランドセルを
取り戻す事に成功したのでした。
雨の中ドロドロになりながら必死に
取り戻したランドセルを抱えて途方に
暮れる、のび太を探し出し、
「ほらよ!」とランドセルを渡してあげると
のび太は「ありがとう」と感謝の言葉を
言いながら嬉しさのあまり泣き出して
しまいます。
そんな、のび太を安心させるべく
ジャイアンが言った言葉が…
「当たり前だろ、お前の物は俺の物、
俺の物は俺の物なんだからよ!」
そう、こうしてあの名台詞が
生まれたのでした。
いつもは横暴なガキ大将ではあるものの、
時折ものすごく男らしくて頼もしい
一面を見せてくれるジャイアン。
素敵な名台詞も悪い意味に捉えられて
しまうのだから、きっとものすごく
不器用な人物なのだろうと思います。
そんな人間味溢れるジャイアンの
素敵なエピソードです。
クワトロ・バジーナ
男性/65歳/千葉県/介護初任者
2025-07-01 03:05