ある公園にて
夕刻、仕事帰りに懸垂してたら
何故かど真ん中で道に迷い、
途方に暮れる?セミの蛹が1匹。
鳥や蟻の餌食になるのは時間の
問題だったので、ひょいと摘まんで
側の蔦に引っ掛けてやりましたよ。
つい今までの頼りない方向音痴は
何処へやら、しっかり爪を立てて
力強く蔦を登って行きました。
一生の内、一瞬ではあれど声高に
鳴いて大空を飛ぶ、て凄いよな…、
と小学生以来感心する私。
まぁ、羽化出来たとて眼下に修羅の世界が
広がっているのは間違いないんですが。
晩夏、恩返しに枕元に立ったら
爆笑する自信があります。
つきのわ上等兵
男性/43歳/愛知県/会社員
2025-07-12 15:00