私の柱はきょうだいです。

私には重度の障害のある兄がいます。私は４０代半ば、兄は２つ上。福祉サービスを利用しつつ、グループホームに住んでいます。そして私はその法人の職員です。公私混同になるときも多々ありますが、それでも兄がいなければ、この分野への専門職としての就職はしなかったと思います。かつて私が受験生の時、家族が寝静まっている中で勉強していた私に、１枚のチョコチップクッキーを持ってきました。それを半分にわって、私に渡してくれました。兄にはいろいろな障害があります。でも人を思いやる、特に私にきょうだいとしての仲の良さを生まれてずっと伝え続けてきてくれる、かけがえのない存在です。まさしく私の要であり、柱です。

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