フリーメッセージになります。
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フリーメッセージになります。
夏の夕暮れになると、ふと思い出す風景があります。
小学校4年の夏休み。
田舎で、祖父と一緒に『紅の豚』を観ていました。
映画が終わったあと、
普段は無口な祖父が、ぽつりと戦争の話をしてくれたんです。
若い頃に経験した、あの時代の話を。
ひとしきり話し終えたあと、祖父は縁側でタバコを一服。
そして、私の顔を見て、こう言いました。
『戦争で犠牲になるのは、普通の人ばかりだった』
『でも、こうしてお前の笑顔が見れれば、わしは幸せじゃ』
子ども心にも、その言葉はずっしりと胸に沁みました。
それから年月が経った今でも、
加藤登紀子さんの『時には昔の話を』を耳にすると、
あの夏の夕暮れ、タバコの煙越しに見た祖父の横顔がよみがえります。
何でもない日々の中に、静かに眠っている、私の記憶の『宝物』。
そんな記憶が、ふと顔を出すのが、夏が静かに深まる、この時期です。
めいかいラクロス
男性/40歳/岐阜県/自営・自由業
2025-08-06 13:28