片思い案件 〜あの人のことが好きなんです〜

本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。

片思いといえば、遠い記憶ですが小学5年生の頃の記憶が蘇ります。
私が好きだったのは同じクラスで割とクールだったKくん。
なぜ彼を好きになったのか今となっては全く思い出せませんが、彼は長らく別のクラスのMちゃんと両思いだという噂が流れていました。
そのため叶わないと分かりつつも密かな恋心を抱いていた私。

今と違ってスマホもSNSも無く、顔を合わせるのは学校だけでしたが、ちょうど今の時期は家の近くの公民館で夏祭りがあったりして「Kくんいたらどうしよう…」なんて偶然の遭遇を仄かに期待しながら夏祭りにつけていくヘアアクセを真剣に選んだことを覚えています。

結局その年のバレンタインに他の友達にバレないようカモフラージュしながら本命チョコをさりげなく渡しましたが、お返しはなく、特になんの進展もせず、気がついた頃にはKくんへの恋心は泡のように私の中から消えてしまっていました。

夏祭りの時期が来ると少し切なくなるのはこの頃の記憶がまだ残っているからでしょうか。

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