平成へのタイムスリップ
本部長、秘書、こんばんわ
高松市からいつも楽しく聴いています。平成の終わりを40代ベテラン社会人として迎えた、まさに「平成をフルコースで味わった世代」です。
テーマ「平成へタイムスリップ案件」、僕が戻りたいのは平成の初め、恋愛の連絡手段が「ポケベル」だった時代です。
今と違って、文字なんて送れません。送れるのは数字だけ。だから「14106(愛してる)」みたいに、数字の語呂合わせで必死に気持ちを伝えていました。まさに、愛の暗号です(笑)。
当時付き合っていた彼女の誕生日に、僕は一大決心をしました。ただ「おめでとう」だけじゃなく、ロマンチックなメッセージを送ろうと。公衆電話に並び、ウンウン唸りながら考えた長文の愛のメッセージを、数字のボタンでポチポチと送ったんです。
「やったぞ!」と達成感に浸り、彼女からの電話を今か今かと待っていたのですが…一向に連絡が来ない。
「暗号が難しすぎた?」「もしかして、引かれた?」なんて、一晩中もんもんとしました。
翌日、ようやくかかってきた電話で彼女が一言。
「ごめん!昨日、ポケベル落としちゃったみたいで見つからないの!」
…僕が命がけで送った愛の暗号は、誰にも届くことなく、平成の街のどこかへ消えていったのでした(泣)。
もしタイムスリップしてあの頃の自分に会えるなら、肩を叩いてこう言ってやりたいです。「これから少し先の未来、LINEっていう便利なものができる。スタンプ一つで気持ちが伝わるから、そんなに頑張らなくて大丈夫だぞ!」と。
あの不便さが、今となっては愛おしい思い出です。
skyrocket1122
男性/51歳/東京都/会社員
2025-08-26 21:13

