楽しみは
土曜日・朝刊の『読書』欄を楽しみにしています。
新刊本の紹介が中心ですが、読書好きの人がおすすめする本も食指が動く。おかげで我が家は、《つんどく本》の在庫過多で「今年は、これで打ち止め」と自分に言い聞かせています。
だがしかし、
わが町の図書館では扱いそうもない、
かつ
古本として出会う確率が低いであろう
と思った瞬間、「(買わないは、)次回からで」とズルズルです。
更に、みすずや原書房、○○大学出版会等お気に入りの出版社から出されていると、(買わない)垣根はぐ〜ンと下がり、迷うことすらない時もしばしばです。
本だけは、ハズレても一切悔いなし。購入した時に、チンプンかんぷんな本でも他の関連本を読んでいくうちに知識がたまり“読み解ける“ようになった時「やりました!」感で満たされます。
目下、小林快次編『恐竜学』が攻略対象。某野鳥の会の会誌で紹介されていて即買いしたのですが、《はじめに》で
恐竜研究者を目指す大学生や大学院生をおもな対象としている。
と書かれているのを見て
『しまった! そんな知識ないぞ』と思いながら頑張って読んでみましたが、容赦なく使われる専門用語に、なぜそれ(前あしの指の進化)が研究対象になる?等、分からないことだらけ。読んでいても虚しく字が滑っていくだけで何も残らない。
とうとう降参してNewtonの『恐竜大図鑑』を買い足して基礎からやり直しです。ティラノサウルスに羽毛が生えていてびっくり。鳥類に近い恐竜にヴェロキラプトルがあがっていて二度びっくり。
野鳥観察を始めて三年経ちましたが、ハヤブサがタカの近縁からインコの仲間に変更されている(2012年・日本鳥類目録で改訂済み)と知った時の衝撃は、物知らずって怖いと思いました。
実家にいるコザクラインコのぴーちゃんを見る目も変わりました。コザクラインコは、しゃべらない と聞いていたのですが『ぴーちゃん』と言えるようになったので目下
『ぴーちゃん ハヤブサ』
『ぴーちゃん 3万円』(←近所のペットショップの最も安いコザクラインコの売値、ぴーちゃんは迷い鳥で私が保護しましたのでゼロ円)
を覚えて欲しいなぁと、実家に行く度、私の肩より頭の上にいる事が多いぴーちゃんに教えています。
『本』の話が『鳥』の話で終わってしまった。
豆乃花
女性/56歳/東京都/自営・自由業
2025-09-13 19:36