私とプリン物語
幼少の頃はプリンが食べたくて食べたくて、ね
今みたいにカップ入りのスィーツ類があちこちで気軽に買えるなんて、そんなことが夢物語だったような時代
プリンを食べたければ家で作るしかなかったのだ
しかし、少年鴻は自分でプリンを作るには幼すぎた
そこで母に頼んだのだ
「プリン作って」
だが、間髪入れずに返ってきた答えは
「ヤだ、面倒くさい」
プリンを作ってもらいたくてもどんな胡麻スリも通用しない
鴻が幼少の頃はまだそんなムツカシイ時代だったのだ
いや、他のご家庭の事情は知らんけど……
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/67歳/埼玉県/居酒屋やってます
2025-09-24 22:16

