ジャボプリンの思い出
皆様お疲れ様です。
私には、いまだに忘れられないプリンがあります。
それはまだ私が小学校3年生くらいの時のこと。
夏休みに祖父が「みんなでジャンボプリンを食べにいこう!」と言い出しとある喫茶店へ。
みんなで1つかと思ったら、小3の私、小1の従兄弟、幼稚園生の弟の子供3人で1つ、祖父母と私の母、叔母の大人4人で1つ……祖父はまさかのまさか、ジャボプリン。を二つもオーダーしたのです。
出てきたプリンは、銀の足台付きの器にフルーツと生クリームが乗った、夢のようなプリンアラモード。
ただ、ど真ん中に鎮座するプリンは、幼稚園の砂場にあるバケツくらいのサイズ。
最初こそ、みんなで「うわぁー!すごい!」とお目目キラキラで食べ始めたものの、当然子供3人で食べられるわけもなく……
ふと、隣のテーブルの大人たちを見ると……
あれ、無言で必死に、ただただ必死にスプーンで黙々と食べているではありませんか。
険しい顔でプリンを大人4人が必死で食べている様子に、だんだん不安になる子供チーム。
結果、子供3人で達成できたのはプリン半分と周りのクリーム、フルーツだけ。
さすがに残すわけにもいかず、結局やっと食べ終わった大人チームが、2皿目に突入。
帰りの車の中。あんなに「大きいぞぉ!びっくりするぞ!」と誰よりも盛り上がっていた祖父も、もはや無言で前だけを見てハンドルを握って運転している姿が忘れられません。
2つ頼んだのは祖父だし、おそらく大反省とプリンで胸いっぱいだったんだと思います。
そんな思い出をふと今日の案件で思い出し、もしまだそのお店があったら、もう一度チャレンジしたいなぁ。今なら、いける気がする!
ひげくまん
女性/46歳/東京都/演奏家
2025-09-25 19:19

