運動会の全力疾走エピソード
各位
お疲れ様です。
小4の運動会でのリレーの話をひとつ。
その年のリレーは、例年とは一風変わって「4人チームの1人だけワープできる」というルールがありました。
それは、トラックの半円部分よりもさらに内側に引かれたラインに沿って走ってもよいというものでした。
各チーム軒並み、最も遅い人がワープを使おうという話になる中、私のチームはむしろアンカーで学年最速だった私がワープを使おうという話になりました。
迎えた当日。他チームがワープ機能で差をつけていく中、私のチームはアンカーの私の時点で最下位でした。もちろんワープを使っていないので当然です。
バトンを受けた私はワープ機能を使い、驚くほどのごぼう抜きを見せ優勝しました。
いい気分で帰宅すると父が「凄かったな。隣におった爺さんもびっくりしとったわ」と、当日撮影した映像を見せてくれました。
どうやら家族はトラックのワープ線とは反対の半円側に陣取っていたようで、映像には、遠目にはワープなどないかのようにみんなと同じ場所を走りながらも、えげつないスピードでごぼう抜きしていく私の姿と共に、「なんやあの子、とんでもないスピードで走っとるぞ!あれはオリンピック選手になる!すごいな!」というおじいさんの声が入っていました。
喜んでくれている父に、私だけワープ機能をつかっていたんやとは言えず、ただ笑顔でゴールテープを切る自分の姿を眺めていました。
札束みたいな恋をした
男性/31歳/東京都/会社員
2025-10-20 17:33

