社員掲示板

人生で一番走った日

30年以上も昔のことを思い出します。
今でも仲良しの友人と、昼過ぎ学校から帰る所でした。
大きな公園の前を通ると、
我々と明らかに制服の違うお兄さん達に囲まれて、
その中の1人が、
ちょっと、こっち来いよ、キミたち。と。

その公園は少し奥へ入ると、木が茂ってて、
周りから見えなくなるんです。
お兄さんの1人が、
キミたち、お金持ってる?と。
そう、カツアゲにあったのです。

友人は、
親にもらったお金は、知らない人に渡せません。と言いました。
生意気だな。と、お兄さん達は友人を囲みました。

私を見て、お兄さんの1人が、
キミは怖がってるから、もういいよ。と。

ミニ四駆のように、私は走りました!
体力ゼロで、100メートル走でいつもビリ、
走り終わると立ち上がれないような私が、
歩して15分ほどの距離を、学校へ走って戻り、
職員室に駆けこんだのです。

半べそで、先生、助けて下さい。
おえっ、と、声にもならない。

先生達が、私をなだめる中、

ガラガラっ

友人が職員室に戻ってきたのです!
制服は少し砂ホコリで汚れてました。

えっ?!どうして?

公園の奥に連れて行かれる私達を見て
近所の人達が学校に電話して、
友人を助けてくれたのだそう。

友人は、私が学校へ急いで戻ったことを気にして、
お兄さん達に攻撃された後で、
大急ぎで学校に戻ってきたのです。

安心して、学校で大泣きしました。

その友人とは、今でも親友です。

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男性/44歳/東京都/会社員
2025-10-20 19:38

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