社員掲示板

全力疾走案件②

頭の中が真っ白になり、とにかく間に合ってくれと祈りつつ溢れ出てくる涙をこらえながら必死で走りました。そして駅にたどり着きホームへ行こうとしたところ、お金を持ってないことに気づき、泣きながら金網越しにホームを覗き込みタカヒロ君を探しました。すると数人の友達と話してるタカヒロ君を見つけました。
ただ、いざ声をかけようとしても、声が出ず、しかもなんて言っていいかわからず、そうしているうちに、電車がホームに入ってきました。ドアが開き、タカヒロ君と家族が電車に乗り込みました。自分がもうここしかないと思い、声を振り絞って金網越しに「じゃーねー‼️」と叫びました。すると、タカヒロくんがこっちを見て「来てくれたんだ❗️またねー‼️」と言ったと同時にドアが閉まりました。電車が動き出し、自分は金網越しにタカヒロ君に手を振り泣きながら必死で電車追いかけましたタカヒロ君も見えなくなるまで手を振ってくれました。
それが自分の全力疾走の思い出です。

自分はタカヒロ君の「またね!」の言葉を信じて
43年頑張って来ました。
そして今年再会する事が出来ました。

ボブおじさん 2

男性/53歳/埼玉県/自営・自由業
2025-10-20 19:46

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