ごえん
大学生の頃、コロナの流行による閉塞感や個人的な不幸が続き、「死んでしまいたい」とまで思ってしまうような日々が続いていました。そんな絶望感に包まれながら迎えた新年、親友から「初詣に行こう」とのお誘いが。正直神を信じるような気分にもなれず、気乗りはしませんでしたが、塞ぎ込んでいる自分への優しさだと思い、ついて行くことにしました。
参拝を終えた帰り道、親友から突然「手を出して」と言われ、言われるがままにして渡されたのは5円玉。そして彼女は「神様なんかよりも私はあんたのこと信じてるから、大丈夫だよ。もし死にたいと思うなら、その時はこの5円玉返しに来てよね。」と。
それ以降、私はその5円玉をお守りのように持ち歩き、今ではすっかり元気いっぱいです。
でも、、、親友ー!ごめんね、この5円玉は一生返せないかも!
もくせい
女性/26歳/神奈川県/アルバイト
2025-10-21 19:24

