震災の中仲間で繋いだ安全運行
本部長、秘書、リスナー社員の皆さん、お疲れさまです。
私は駅員をしています。
東日本大震災が発生したあの日、電車は全線ストップ。駅構内では帰宅できない多くのお客様が不安そうに座り込み、外は余震が続いていました。
そして発生から約7時間後、ようやく電車を動かせることに。夜9時を過ぎ、アナウンスを流した瞬間、ホームはあっという間に人で埋め尽くされ、入場規制をかけるほどの混雑となりました。
120%の乗車率。ドアが閉まらず、汗と緊張で全身が張り詰める中、駅員全員がそれぞれの持ち場で安全を確保。
「俺、変わるから休め」
「先輩、今度は自分が行きます」
そんな声が自然と飛び交い、徹夜の終夜運転を続けました。
夜明けとともに、人の流れが落ち着いた時、仲間の顔には疲労よりも達成感がありました。
震災はつらい出来事でしたが、あの夜ほど「人のつながり」と「仲間の強さ」を感じた日はありません。
イエローイーグル
男性/40歳/埼玉県/会社員
2025-10-23 17:41

