私の徹夜案件

やしろ本部長、浜崎秘書、リスナー社員の皆様、おつかれさまです。

徹夜案件ですが、
わたくし、前職では印刷業界に勤めており、その会社では小学生向けの学習参考書の印刷も行っていました。
あれは20年以上昔のこと、表紙の印刷で印刷ミスが起き、表紙にインキがポタッと落ちるという汚れが発生していました。
その数数万冊分。
私の役目は「汚れの発生するパターンを調査すること」「何冊分の作り直しが発生するかの数を計算すること」でした。
「汚れの発生するパターン調査」とは「10冊おきに汚れがある」や「山積みの印刷物の中で"ここからここまで"が不良品」を見つけることでした。
そのため、まずは印刷物を一つ一つ目で見て確認する作業から始まりました。
同じ柄の表紙を見ること数時間、夕方から始めた作業も気が付けば夜中、そして明け方に及びました。
何とか不良品の排除に成功し、追加分の印刷も手配できた時にはホッと一息。缶コーヒーがおいしかったです。

ちなみに確認していた表紙の画は、今はとても有名なトラのキャラクター。
トラ柄に黒点の汚れという、とても分かりずらいものでした。
いまの時代の人には考えられない昭和案件ですが、一緒に作業していた皆さんと一致団結できた一件でした。

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