社員掲示板

11月4日(火)奇妙な体験案件

タケト本部長代理、浜崎秘書、皆様
お疲れ様です。

私は都内でタクシードライバーをつとめて
おり、
ごく稀にですが、奇妙な人が
乗車されることがあります。

ある日の夜遅く、某繁華街で
乗車された1人の女性。その方は
乗車されるなり、目を閉じて
両腕を前に突き出し、
両手の拳を強く握り締めて
何やらブツブツと呪文のような
お経のような言葉を呟き始めたのです。
その握り締めた拳は、目には見えない何かを
捕まえて逃がさない、というような
仕草にも見えました。私は変に感じながらも
「どちらまでお送りでしょうか?」と
尋ねても、目を閉じてブツブツと聞き取れない言葉を
繰り返すばかり。と思いきや
急に目を開き私を見て、「東京の〇〇ホテル」まで
お願いします」と言って、またすぐに
目を閉じてブツブツと呟き始めました。
その後も「東京の〇〇ホテルまでお願いします」と
目を閉じてのブツブツを繰り返すばかり。

東京の〇〇ホテル、とだけ言われても
聞き覚えもないホテルで、どこの区にあるのか
聞いても
その女性は答えてくれません。
「東京の〇〇まで」と
奇妙なブツブツ呟き、両手のポーズを
繰り返すだけなのです。呟いてる時と
私に「〇〇ホテルまで」と言う時は
口調がまるで違っていて、二重人格なのかと
思えるほどでした。そのやり取りが
5分以上は続いたでしょうか、
お送り先が不明確でまともな会話も
できない以上、私はさすがに
乗車をお断りするしかありません。
何度も何度もお断りして、やっと
降りてくれました。当然、車も止めたまま
メーターもスタートしていないので
ただただ不毛な数分間でした。

あの人はいったい何だったのか‥
とにかく怖かったことだけを覚えています。






南側の、マコすけ

男性/49歳/東京都/自営・自由業
2025-11-04 04:50

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