〜本日の案件〜
皆さま、お疲れ様です。
あれは今から二十年前。寮で夏合宿をしていた時の事です。
点呼が終わり 部屋の電気が消え 眠りにつこうとしたら 洗面台から突然「ポタッ…ポタッ…」と水滴が落ちる音が聞こえました。
誰かが蛇口を閉め忘れたのだろう。と考えていると水滴がピタリと止まり
今度は私たちが寝ているベッドの方に向かって「カポッ…カポッ…」と歩いてくる音が聞こえ。足音がベッドの周りを一周して、洗面台の方へ遠のくと再び水滴が落ちる音が鳴り始めました。
寮室は寝台列車のようなカーテンでプライベートスペースを仕切られた二段ベッドスタイルだったのですが、私は怖くてカーテンを開ける事が出来ず。繰り返される恐怖の音に怯えて夜を過ごしました。
翌朝、部員にその話をすると6人中5人がその音を聞いた事が判明しました。あれは、私たちがちゃんと寝ているか見回りに来た初代校長先生の霊だったのか…信じるか、信じないかはあなた次第です。
ゆる蜜
女性/36歳/東京都/自営・自由業
2025-11-04 13:48

