父親案件
私の父親の凄いところは爆弾の雨に耐えた所です。父は小学生の頃に東京の下町に住んでいて、東京大空襲を経験しました。大火災の中を逃げ惑い、空を見上げると迎撃された爆撃機が一直線に自分に向かって落ちてくるのが見えたそうです。パイロットが見えるほど近くまで来て、もうだめだと思った瞬間、コースがそれて助かったとの事でした。パイロットが子供の自分を見て、コースを変えたのではないかと言っていました。今の東京を見ると爆弾や爆撃機が落ちてくるなど想像も出来ませんが、もし私が同じ体験をしたら、生きる気力も失ってしまうのではないかと思います。
岩井皇帝
男性/55歳/埼玉県/会社員
2015-06-15 16:47