スカロケ 真冬のあったか会議
本部長、秘書、そしてリスナー社員のみなさま、おつかれさまです。
僕が小学生のころ、少し心が弱っていた時期がありました。
そのせいか廊下で誰かと接触すると、無意識にその場所を手で「ササッ」と払ってしまう癖があったんです。
ある日、学校の廊下の曲がり角で、若い女性の先生とぶつかってしまいました。
反射的に肩を払ってしまった僕を見て、先生は突然「わぁっ」と抱きついてきたんです。
驚いた僕は「違うんです! 誤解です!」と必死に言うと、先生は笑いながらこう言いました。
「分かってるよ。安心しなさい。あなたが受験で悩んでいること、先生たちはみんな知ってるから」
そして去り際に、
「またその癖が出たら、先生のところに来なさい。また抱きついてあげるから」
と言い残して行ってしまいました。
不思議なことに、それ以来あの「ササッ」という癖は自然と消えていました。
あの日の先生の抱擁とひと言は、今でも僕の心を温め続けています。
珊瑚霧(さんごきり)
男性/54歳/東京都/アルバイト
2026-02-02 00:39

