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告白案件

34年前、僕より1cm背が高くて美人で、チャゲアスが好きなお金持ちの家の子、Kさん。お元気ですか?

みんなで行った夏の御宿の海、あの時撮った写真も覚えています。
天気はあまり良くなかったけれど、それも気にせずKさんの変わった泳ぎは今でも鮮明に思い出せます。

あの頃、僕は他の女性と付き合っていました。
でも彼女は電話で「本当は君がKさんのことを好きなんじゃないか」と見抜いていました。

その彼女と3ヶ月で別れて落ち込んでいた時、Kさんもまた落ち込んでいました。
理由を尋ねると、パラグライダーに挑戦したいけど、
費用が30万円もかかるし、危険だからと周りに反対されていると話してくれました。

僕も最初は同じように思っていましたが、
「俺もバイクの免許を取って、バイクを買ったばかりだから、危険なのは梶原さんも僕も同じだ」と言ったら、
すごく喜んでくれて、二人で休憩室の隅でクスクス笑い合ったのを覚えていますか?

あれからKさんはパラグライダーに乗れたのでしょうか。

そして、Kさんがバイトを辞めた冬の夜、最後の別れになるかもしれないと思い、
勇気を出して「好きだ」と告白すればよかったと、今も後悔しています。
たとえそれが独りよがりの勘違いでも、自分の気持ちは伝えるべきだったと思います。

なぜなら、その夜から3年後の朝、君が脳腫瘍で亡くなったと知らせが届いたからです。
最後は耳も聞こえなかったと聞きました。

Kさん、お元気ですか?僕はもう君の下の名前も忘れてしまい、御宿の写真も破り捨ててしまいました。
あなたの顔もぼんやりしています。

だけど時々、あなたのことを思い出しては想っています。
そして僕は、相変わらず孤独です。

珊瑚霧(さんごきり)

男性/54歳/東京都/アルバイト
2026-02-11 19:46

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