コーギーモモ、もやる。
金曜のラジオ相談コーナーの若い男性。
「実家が飲食店で自分は跡継ぎの『立場』です。今は外で修行して7年目だが正直、飲食が自分にあっているかわからない。モチベが上がらない。一度、退職して他の職もやってみたい。親には理解されない。今の店からも引き留められている。」
といった内容だったので、
「たぶん向いてないから、退職代行でも使って、すぐお辞めになったらいかが」と、ポストしたら不評でした(笑)
加えて言えば実家の店も「継ぐ気は失せたのて、売却するなり、潰すなりして下さい」と両親に言え、と。
尊敬するラジオパーソナリティの方が「『今日は番組やりたくないな』と少しでも思ったら降板した方がいいと思って、毎回やってる」と言ってた。
「歌が大好き!」という歌手と「好きどうか良くわからない」という歌手。どちらにお金払います?という。
悪いけど私は40年モチベがあがらなかったことないので。もちろんテンションの低い日はあるよ。彼女に振られたとか、夜中まで遊んじゃったとかさ。それでも仕事には誠実に向かって来た。
飲食人に一番大切なのは『誠実さ』だよ。
お客さんに対して。同僚に対して。食材に対して……いくらでもズルは出来ます。誠実さを欠いても飲食店は成立する。違法でもない。
だからと言って甘えてんじゃない。
まな板の上に魚がいる。もう命はない。
せめて「よーし、美味しくなって喜んでもらおうね」しかないじゃない。オメーのモチベなんか知らねーよ。目の前の食材は待ったなしなんだぞ、っていうさ。
この人は自分のことばっかだもん。
『跡継ぎの立場』ってさ。その用意された立場がどれだけ恵まれてるか分かってない。みんな裸一貫で店立ち上げてるよ。先のラジオパーソナリティの人は、編成のゴタゴタで番組終わっちゃったよ。誠実さがあっても社会に潰される時もあるんだから。
僕はまったく不器用で、出来の悪い見習いで、算数はできないし、僕ほど飲食業に向かない人もいなかったと思います。でも、ズルしたがる自分に蓋をして、ひたすらに目の前のことをやる才能だけはありました。
僕の料理は美味しいです。
コーギーモモ
男性/59歳/神奈川県/飲食業
2026-07-05 23:05

