休憩室ノート・3冊目-1
久々の題:休憩室ノート。お盆明けて1日目、現実に引き戻されたー!という方も多いかと思いますが。
それはさておき。ネタ切れ気味のため最近読んだ本の紹介を。
『論理哲学論考』(ウィトゲンシュタイン):ウィトゲンシュタインが生前出版した唯一の哲学書。前期ウィトゲンシュタインの著作である。世界は何でできているか-「事実の総体」とウィトゲンシュタインは考えている-から始まり、集合論に切り込んでいく。おそらく、当時の数学界を賑わせた問題:「ラッセルのパラドクス」(例:問「ポチという犬は犬の集合に入るが、犬という概念は犬の集合に入るか?」)の解決を図ろうとしている節がある(ここは私の解釈違いがあるかもしれないが)。しかしながら、ラッセルのパラドクスの提唱者、バートランド・ラッセルは『論理哲学論考』を「不完全な体系言語から出発して理想言語を作成すること」と捉えたためにウィトゲンシュタインが「この本は公刊されない」と言われてしまったようである。
随所に「ゲームのような数学」が散りばめられ、また、謎を体系的にまとめているため、数学が苦手という人でも読めるかと。
『論理哲学論考』を読むにあたっての参考図書としては、野矢茂樹氏の『無限論の教室』を勧める。
ダブルオーライザー
男性/31歳/埼玉県/公務員
2026-08-18 00:04

