案件
30年前 遠距離恋愛してました
当然メールなんてありませんから
手書きの手紙だけが二人を結びつけてました
毎日のようにいっぱい書いたし
いっぱい届きました
便せんは使わず
彼女は学校からノートに書いて送ってくれるのですが
英語が得意な彼女はすぐに英語で書いて
僕を困らせたんですよ
だからコンサインスが手放せませんでしたが
そんな毎日がとっても楽しかったのです
なかでもセーターを編んでくれてた時なんか
「今ね背中があみ終わったんだ、背中が暖かくない?」って
手紙に書いてきてくれたんです
毎日セーターが編みあがっていく過程を書いてくれ
クリスマスのデートがわくわくでした
彼女とお泊りデートも行きました
でもユースホステルを使ったんですよ
男女が別々の部屋なんですよ
馬鹿だったな~と今思えば
彼女は当然期待してたんって
みんなに言われます
しかし
突如の彼女の親の介入
「交際禁止」遠距離恋愛は無理と
だから、僕からの手紙は届かなくなり
彼女からのノートをちぎった手紙だけがむなしく届き
ある日途絶えました
・・・省略します・・・書けません
まあ終わってしまったんです
ずーと手紙を持っていたんですが
ある日彼女との思い出の浜辺で
全部燃やしました
一枚ずつ
読みかえしながら
温泉饅頭
男性/68歳/埼玉県/自営・自由業
2026-10-20 17:29

