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休憩室ノート3冊目-5

『存在論的、郵便的-ジャック・デリダについて-』(東浩紀)
フランスの哲学書であるジャック・デリダの解説書。特にデリダが書いた『葉書』を東は意識していると思われる。話の主眼は「ジャック・デリダの書くテクストは奇妙に思われる。どういうことだろうか?」といったもの。東の取り組む「誤配」の概念は、デリダによって「概念(郵便物)は哲学者(郵便局)を通じて配達されるが、思いもよらない何かによって誤配される」ことが既に宣言されているという立場をとっている。どういう意味か?すなわち、コミュニケーション自体が不確実であり、予期しない他者の解釈などにより、概念の配達が上手くいかないことがある、ということであると思われる。言い換えれば、「言っていることが相手に上手く伝わらない、そんな経験あるでしょう?」ということではないか。しかしながら本書において、東は誤配させられたことを認めているため、デリダの本当の概念自体は謎のままというのも面白かった。そして私も「誤配」させられていると思う。

ダブルオーライザー

男性/31歳/埼玉県/公務員
2026-10-28 17:41

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