アキラの短い夏
アキラは山手線に乗り込んだ。降りるはずの神田を乗り過ごす。つい15分前に東京駅で別れたノリコとの楽しかった時間を思い出していた。「渋谷でも行くか…。」アキラは渋谷すらも乗り過ごした。「もう…、会えないのか…。」心臓を撃ち抜かれたような虚無感にさいなまれた。車窓の外では、夕日が沈んでいく。その時だった。「アキ……ラ…、アキ……ラ…。」という女の声。アキラは周りを見渡す。「ノリコ…、ノリコ!!」周りの眼など気にもせず、電車を降りる。「ノリコ!! ノリコ!!」しかし、そこにはノリコの姿はなかった。「なんだかんだ…、戻ってきちまったな…。」アキラは神田まで戻って来ていた。と、おもいきや、アキハバラだった。…つづく。とおもいきや、つづかない。(*´ω`*)
みっく。
男性/46歳/千葉県/アホだけど良いオトコをめざしちゃうハッピーなドライバー略してアホ
2015-08-21 12:31