先程の追加で
辻仁成さんの小説
「目下の恋人」の
簡単なストーリー説明
「目下の恋人」
ヒムロはネネちゃんのことを紹介する時にいつも「目下の恋人」と紹介していました。
ネネちゃんは傷つきながらもとりあえず笑っていました。でもだんだんとそれが気になってきてしまいます。それはそうですよね、自分のことを「目下の恋人」なんて言われたら、じゃぁ先は誰かほかの人を恋人にするつもりなのかなって思うのが普通ですよね。でも本当はこの言葉には大きな意味が隠されていたのです・・・
「結婚は制度に過ぎないから、やめようということになったの」
「誰かに誓うような愛をしたいわけではない、とこの人は言いつづけた。」
「だからね、この人は私のことを、みんなに紹介する時、わざと皮肉を込めて、目下の恋人と紹介した。そしてそれはいまだに」
ヒムロのおじいさんとおばあさんの話です。彼の言葉にはそういう意味が隠されていたんですね。ヒムロは彼らを真似て、彼なりには本気だと示すために二人の言葉を借りていたんですね。
~よつば~
女性/52歳/神奈川県/長谷の一日自転車花屋さん♪
2015-08-25 15:26