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帰ってきたスカロケ小説第二話

アリアとカリンは早朝、近所の池にきてボートに乗っている。

「ほんとにここでいいのかな?」

カリンはアリアにたずねた。

「社員がついた泉と同じようなとこ、ここしか池、知らないし、いいの!」

「「目があっても見えず、耳があっても聞こえずーー!」」

池の水がザワザワと波打ってぐるぐるとした渦巻きがボートの近くにできる。そして、渦巻きは小さな穴になった。

「解放ーー!」

アリアは古びたカギが首に下がったチェーンからカギを小さな手ににぎりしめ、池の穴にさして回した。

「待ってーー!」

池のほとりに小さな子供を乗せた自転車に乗った女性が現れた。

女性は恐る恐る自転車で池の水面をすべるようにしてアリアたちの方へ近づいた。

カリン

女性/60歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2015-09-09 14:44

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