野球の話。②
高校3年間。『甲子園』の魔物を追い続けて届かなかった。3年の夏が終わった試合後、両親への挨拶の際『大学野球をやらさせてください。』俺が金を稼いで自分のお金で野球をやっているわけじゃないから、両親には『やりたい』じゃなくて『やらさせてください』って言葉が出たんだと思う。 そして大学野球に進学。いや大学に進学。初の寮生活。洗濯や身体のメンテナンス。全てが先輩がお休みになられてから行わなくてはダメ。そして入寮1ヶ月後くらいから先輩からの『暴行』もうけた。理不尽な事で殴られたり、蹴られたり。真夜中に鼻に蹴りが入り、出血してそのまま朝練ということもありました。まずそれで精神的に壊れた。リストカットもしようとしたし、切腹もしようとした。みんな見つかって未遂だったけど、『死にたい』って気持ちしかなかった。そこからゆっくりと立ち直り始めると野球の結果も上を向き始めた。リリーフに先発に。便利屋としての仕事が始まった。ロングリリーフやワンポイントリリーフ。しかし1度でも失敗するとお終い。先輩がメンバーの枠に入ったり、自分が入ったり。正直、毎試合精神作って入っていけなくなる時もあった。苦しみながら野球をしていた時に爆発した。
のざ
男性/31歳/埼玉県/野球バカ
2015-09-20 21:09