そのメールが元で会社が倒産しました

設計事務所の社長をしていました。ある大きな病院の競争見積り合せの時に、参加した施工会社全10社に質疑に対する回答をコピーメールで送ってしまいました。おかげで参加した業者全てが知られる所となり、結果、談合されてしまいました。見積り額が、12億もオーバーしてしまい、私は、建築主の理事会で釈明しましたが、1ヶ月もの間、針のむしろでした。何とか理事会承認の元に、県の指導も受けて、10社は全て見積り不調で除外して、新たに5社選び直して再見積りしました。この間、6ヶ月、会社はこの処理に社長自ら陣頭に立たなければならず、その他の仕事がストップしてしまい、結果、1年後、負債9億7千万で倒産となりました。私は代表取締役社長として、責任を取り、破産法による処理をキチンと行い、債権者集会も無事終え、同時に自己破産しました。離婚もして、家族もバラバラになり、今は、ようやっと生きています。
痛恨のメールミスでした。

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