プチ武勇伝

以前お世話になっていた漫画家の先生は空手のめちゃくちゃ強い方で、仕事場で多少独裁政治をしていても、皆大人しく従っていました。もちろん僕もその一人だったのですが、ある日行きつけのパスタ屋さんに行く前に、「ゲームに負けた人がお店で一言も喋ってはいけない」というルールのもとゲームをして、その先生が負けました。ここだと思った僕はレストランでトイレに行くふりをして、隠れて店員さんに積極的に先生に話しかけてくれとお願いしました。作戦は大成功！罰ゲームのルール等をしっかり守る先生は、喋れない中店員さんに色々質問されてあたふたしていました。僕の顔の筋肉が緩みっぱなしの時間でした。結局そのお店の店長が「なんか喋れない罰ゲーム受けてるんですって！？」と言いながら現れ、僕のイタズラはばれたわけですが…

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