おごられの思い出
やしろ本部長、浜崎秘書、こんにちは。僕のおごりおごられの思い出は、大学時代の研究室の先輩との思い出です。僕の研究室では2ヶ月に1度全員の前で卒論研究の進行状況を発表する日があって、大体その日は厳しい教授に怒鳴られる日でした。だからその前は2日くらいの徹夜を余儀無くされたものです。研究室で実験と資料作りをする時間は孤独と不安に押し潰されそうなとても辛い時間でした。ただ毎回、僕が徹夜をしている時は必ず、深夜に足音が聞こえてきて同じチームのある先輩がコンビニ弁当の差し入れを持ってきてくれました。あの足音が聞こえてきた時、どんなに心強くて嬉しかったことか…。コンビニ弁当が最高に美味しく感じました。先輩が後輩におごるって当たり前のような認識になっていて、だからこそおごられたありがたみって記憶の中で薄らいでいってしまいますが、優しさとか思いやりのおまけのついたおごりは一生の思い出になることを彼が教えてくれました。今でも先輩には心から感謝しています。
れっど
男性/49歳/東京都/その他
2014-02-26 15:32