同い年の先輩

おつかれさまです。私にとっての最高の先輩の話になります。
高校生の時、始めたアルバイトで私は物覚えの悪さを発揮し三ヶ月たっても並の仕事もできませんでした。
ある日また上司に怒られ、もうやめようと思って帰ろうとすると同い年の先輩が一緒に帰ろうと言ってくれました。
それまで時々しか話さなかった人ですが、この時辞めようと思っている事を先輩につたえました。
どうせ自分なんて使えない人間なんだと卑屈なことばかり話しました。
するとその先輩は最後に
「大丈夫、〇〇が使えない人なんてあたしが絶対言わせない！」
と言ってくれました。
本当に辛かった自分にとって何よりの救いの言葉でした。
結局そのバイトは地元を離れるまでの５年間続け、最後には厨房のリーダー役も任されるようになりました。
今は上京して仕事をしていますが、あの時のあの言葉は今でも昨日の事のように思い出します。

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