帰ってきたスカロケ小説第六話
[そんなに驚くことか?ちわゎんとは異星犬名である]
「いや、チワワがしゃべることに驚いたの」
さちべえ2が泣き出した背中の子供を揺すってあやしながら言った。
[チワワではないと言ったはずだ]
しばらく押し問答を繰り返した後、チワワ、いや、ちわゎんは思い出したように口を開く。
[ワシはここ、スカロケの世界の門番である。そなたたちは3つの謎に答えてもらう。答えられなくば、どうなるかはわかっておろう!一つ目、本部長ことマンボウやしろの実家はなに屋じゃ?]
(小さな声で3人は相談を始める)
「えっと、魚屋じゃなかったっけ?」
「なんか違うような、寿司屋かも」
「どっちだっけ?」
[わからない場合はテレホンが一回だけ選べるぞ]
(3人はまた相談して)
「じゃ、テレホンで」
[そなたのスマホを出したまえ!]
カリンがスマホを差し出す。
[ちちんぷいぷい!えい]
ブルルル・・・
カリンのスマホが鳴り始めた。
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2015-10-14 20:52