映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』を観賞
1939年11月8日、ドイツのミュンヘンで起きたヒトラー暗殺未遂事件。(悪天候による帰還ルートの変更により予定より早く演説をきりあげたため仕掛けられた時限爆弾の爆発に巻き込まれなかった)事件の容疑者として逮捕されたのはゲオルク・エルザーという一介の職人(家具や時計を得意とした)だった、自由と音楽を愛し恋もする平凡な市民がなぜこのような事件を起こしたのか、映画は逮捕後の尋問と事件に向かうまでの彼の半生を織り交ぜ描かれた真実の物語。
作品はサスペンス要素よりヒューマンドラマの感が強く、一個人を掘り下げると同時にナチスに染まっていく田舎の風景を通して描かれる人々の中にある凡庸な悪をも写し出す。
この作品からドイツ人の過去の教訓を忘れないという強い意志、伝えていかなければならないという使命感を見た思いです、同じ風景を見たはずの日本はこの心意気を持っているのか?
今、この時期だからこそ多くの方に見てほしいと思う、あの時代に流されず、目を背けず、大切な事を守るため、たった一人で勇気を持って行動した男の姿を。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2015-10-18 23:38