センチメンタル
多摩川沿いにバイクを走らせると、川向こうの街灯りが川面に写って、まるで川底から浮かび上がる宝石みたいなんだ。
高架をゆく電車が宙を浮いてるみたいで、銀河鉄道を思い出させるんだ。
今夜は、流星群だってのにさ、あいにく雲がうっすらかかっていて、見えそうもないな。
僕だってさ、小さくて弱い光だけど、ここにいるんだ。
うまくいってるように見えても、うまくいってないことだってあるよ。
追われることは、追うことと似てるって、思うようにしてる。
そう自分に言い聞かせてるっていった方が正しいかな。
あの向こうを見渡せる目があればって、思うよ。
本当は、心は、いつだって自由だよな。どんなところへだって行けるし、何にだってなれるよな。
どうせなら、思いきり遠くへ飛ばしてやりたいな。
いつか、また、僕らは笑って話せるかな?
意地っ張りと強がりを、笑い話にできるかな?
エリーマイラヴ
男性/45歳/東京都/総帥(so sweet)
2015-10-21 23:33