きょうの案件

皆様、お疲れ様です。

バス乗務員だったころ、一番腹立たしかったのが、行先表示に大きく記されているにも関わらず、その場所に行くのかと尋ねるお客さんの存在でした。目が見えなかったり、文字が見にくかったりするなら、話は別ですが、明らかに眼鏡までかけて、はっきり文字が読み取れるのに、なにも考えず聞くのですから。

そういうのが続いた日から、私は、口頭によるアナウンスを、わざとゆっくり喋り、この先停まるバス停も、できるだけたくさん言うようにしました。私の、密かな抵抗です。それでも、聞いてくるお客さんはいたんですが…ほんと、あの頃は参りました…

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