『真珠のボタン』を観賞
「私達は誰もが同じ水から生まれた川だ」
光のノスタルジアの続編となる本作品はこの詞から始まる
チリ、西パタゴニアの海底で発見されたボタン、そのボタンは多くの血が流れたチリの歴史の記憶。独裁政権により殺害された人々、そして、自由と自分達の世界を奪われた先住民達の声なき声。
過去を見つめ、未来へのメッセージを生命の源である水からのアプローチと、壮大な自然の映像美を用いて創られた作品。
「考えるという行為は全てのものに適応するという水の能力に似ている、人間の思考の原理は水と同じだ、あらかじめあらゆるものに順応するようにできているのだ」
デオドール・ジュヴェンクの言葉より
宇宙と水、そして生命。過ちを繰り返す人類に対しての希望と祈りを感じた二部作でした。
ムーンライズキングダム
男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2015-11-02 00:25