忘れもしない黒歴史案件

皆様おつかれさまです。

僕がその昔、東京で新聞配達をやっていた頃の話です。
その日僕は、一軒一軒の家の特徴などを後輩に説明しながら、朝刊を配達しておりました。
そのとき僕はついうっかり、とある家の方の悪口を、後輩に愚痴ってしまったのです。
夜も暗いうち、てっきりみんな寝ていると思い込んでいたのですが、その家の方は起きていて、しかも窓を開けていたのか、その声は筒抜けだったようです。

販売所に戻るなり、ものすごい剣幕で怒っているお客さんがいる、と聞かされた僕は、その方の家に飛んでいきました。
あのときお客さんの家で、額を地面にこすりつけながら舐めた土の味は、忘れたくても忘れられません。

1