社員掲示板

映画『恋人たち』を鑑賞

橋口亮輔監督が製作した『ぐるりのこと』の以来7年ぶりとなる長編作品。
作品は3人の主人公の再生を描く群像劇。
通り魔事件によって妻を失い悲しみから抜け出せない男は裁判を起こすべく奔走するが自信の生活がボロボロになっていく。
日々の暮らしの中に自分の居場所を見出だせない主婦はパート先で出会った男に想いを沸き上がらせるも、その先には危うい罠が。
同性愛者で完璧主義の弁護士は想いを寄せていた友人にあるきっかけから距離を置かれ、差別に直面する。
描き出されているのは形は違えどそれぞれが抱える痛みにもかいていること。
誰もが何かを抱え生きる現代社会。思い通りにいかない日々に何処にも行き場所のない思いを抱え人々は生きる。
道を見失ったとき決まって訪れる危うい誘惑、そして向かい合う現実、前向きに受け入れるには日常の僅かな光に希望を感じるかどうかにあるのかな。
作品の主人公達に劇的な幸せは訪れないが何気ないことに希望を見いだせば人は立ち上がれる、何度でも、何度でも。 
静かな再生を描いた良作でした。
エンターテイメント大作も必要だけどこういう作品が、こういう作品を創る人々が今の世の中には必要だと思いました。

ムーンライズキングダム

男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2015-12-06 21:15

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キングダムさん。お疲れ様です。
観て来ました。渋谷シネマライズで。
『黄金のアデーレ・名画の帰還』を。
なんか、堪能しましたね。やっぱり映画はハコで観ないと駄目だなって思い知りました。閉館前にもう1度行こうかなって思っています。

貞っ子

男性/59歳/東京都/会社員
2015-12-06 23:19