ドラマ大好きさんに捧ぐ蕎麦屋豆知識2
【屋号】ですね。
よく見るのは「更科」「藪」「砂場」って感じですかね。これは【のれん分け】と言う制度が大きく影響しました。
その昔は丁稚奉公というものがありました。これは主に遣えて仕事して「食事と住居」を与えられるものです。給料はありませんでした。そのかわりに、その者が長年勤めた場合「のれん」と「店舗」をお礼として与えるという制度がありました。これが【のれん分け】です。給料のかわりに「積み立て」していたという訳ですね。借金なしで自分で商売できるのです。
似た言葉で【フランチャイズ】と言う言葉がありますが、これは「主が店舗を複数所有しルールを統一して運営する」もの。【のれん分け】は経営権も店も全て譲渡するので、同じ屋号でも「個性」が出るわけですね。
貴久&ガッパーナ
男性/46歳/千葉県/蕎麦屋専門のコンサルタント (社長さん)
2015-12-23 13:18