帰ってきたスカロケ小説第十一話
「ん?ここは?」
さちべえ2が意識を取り戻して辺りを見回す。
「私、オオカミに食べられたんだわ。なぜ生きてるの?」
[それはオオカミが魔法を使っていたからじゃよ]
開いていたドアからちわゎんが入ってきた。
「あっ、ちわゎん!魔法って?」
[そんなこともわからんのか!魔女が魔法のオオカミの皮をかぶっていたのじゃ。この小屋にも魔法がかけられているから魔法どうしが打ち消しあって魔法にほころびができたのだ]
「魔女の仕業なの?」
[ああ、最初のスカロケ小説の最後にでてきたじゃろ]
「あの?魔女だったのか!」
「あのー、こんにちは!ここは帰ってきたスカロケ小説の世界ですか?」
いつの間にか、ドアのところに中学生くらいの女の子がた立っていた。
「?誰?」
「あっ、お初にお目にかかかります。世が世なら姫じゃなかった!あかちゃんマンボウと申す者です」
「あぁ!ところで帰ってきたスカロケ小説ってなに?」
[今、スカロケの掲示板で書かれている話じゃよ]
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2015-12-23 17:06