社員掲示板

映画『完全なるチェックメイト』を鑑賞

本作品も実在したアメリカの伝説的チェスプレーヤー、ボビー・フィッシャーさんの人生を幼年期から世界チャンピオンになるまでを中心に製作された作品。
6歳でチェスを始めたフィッシャーは14歳で全米チャンピオンとなる
天才的な打ちまわしで注目を集めるも精神的な脆さ、奇行が酷くキャリアにブランクがあったりドタキャンありと周囲は大変だったようです。
作品のメインとなるソ連の宿敵スパスキーとの対局は緊迫感があり、最善の一手の追及、定石を破る指し手が繰り出されるシーンはチェスがわからない人でも入り込めると思います。そして、相手のスパスキーも苦悩を抱え、戦っている描き方なのでそれがよかったと思います(実在のスパスキーも共産主義ではなく1975年にフランスへ亡命している)
作品の背景も米ソ冷戦の時代のため、幼少の頃から共産主義やFBIの影を示唆するシーンが出てくる。
そして、国内で頭角を表し、当時チェスのトップを独占していたソ連と対戦となると代理戦争の状態、その後のアメリカの対応と周囲を翻弄しつつもフィッシャー
本人も国家の思惑に翻弄される。
彼を作り上げたのは、そして、目指したものは、あまりに痛ましく、刹那的でした。
「すべては理論と記憶なんだ。選択肢は多いと思われるけど正しい指し手は1つだけ。他に行きつく場所はない。」ボビー・フィッシャー

ムーンライズキングダム

男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-01-02 00:00

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