映画『ブリッジオブスパイ』を鑑賞
本作品はスピルバーグ監督と脚本コーエン兄弟という二大巨頭の夢のタッグによる作品。
作品の舞台となるのは東西冷戦真っ只中の50年代後半から60年代前半。
作品の流れとしては主人公のドノバン(トムハンクス)がソ連のスパイの弁護をアメリカ政府に国選弁護人として依頼されアメリカで行われる裁判が前編となり、後編はソ連で捕らえられたパイロットと東ベルリンで捕らえられた学生の救出へと物語は国際交渉に繋がっていきます。
誠実に職務を行ってきた男が国家間の思惑、世相に翻弄されながらも、自分の信念を曲げず、ミッションに取り組む姿勢は胸を熱くする。
静かに張り積める緊迫感、失敗が許されないなか、己の正義を貫き勇気を持って行った行為は和平維持の道標のよう。
そして、敵国のスパイに対してとった応対が作品内に深みをもたらし、橋のシーンでの感動に。
2時間20分程と長めの上映ですが、この大作は観ている人の心を離さないので時間を忘れさせてくれると思います。
ムーンライズキングダム
男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-01-11 21:53