帰ってきたスカロケ小説第十三話
「んーと!さちべえ2さんの子供たち見つけてから、怪人とこ行くのは!」
[それがそなたの選んだ道じゃな。あかちゃんマンボウ!地団駄を踏みたまえ!]
「へっ?」
[さあ、早く!地団駄だ!]
あかちゃんマンボウは、ちわゎんに促され、地団駄を踏み始める。
みんながいる小屋がゆっくり揺れ始めた。ちわゎんは開いていたドアに体当たりして、扉を閉める。
あかちゃんマンボウがビックリして地団駄を止めようとするが、ちわゎんににらまれ続けた。
気が遠くなるほどたって揺れが止まった10分後ぐらいにちわゎんが止めと合図した。
そして、ちわゎんが窓辺でジャンプしはじめたのでさちべえ2がちわゎんを持ち上げて窓から外を一緒にのぞく。
「雲が下にある!」
「え?」
あかちゃんマンボウも窓辺に駆け寄って外をのぞいた。
[雲海じゃな。ここは山の上じゃよ]
カリン
女性/60歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2016-01-13 19:37