桜島の噴火について その2
引き続き、桜島の噴火について、現地の声をお届けします。
桜島の麓に住む友人に連絡をしましたので、その模様をお伝えします。
僕「元気け?桜島が噴火したどが。大丈夫やったけ?」
友「まぁね。年中やっどん、最近多いからね。わいも鹿児島に居たからわかるやろ?」
僕「うん。東京じゃ、ニュースになっちょっど。」
友「鹿児島は観光産業が中心じゃっから、噴火したら観光客が増えるやろ?喜ぶやつもおるやろうし。まぁ、灰が降るのはこまるけどな。」
僕「大正の大噴火みたいになったら、薩摩半島も陸続きになりゃせんだろかっち思ってよ。離れとると心配になっでな。」
友「大正の頃とは全く文明が違うからね。溶岩を流す為の川も作られとるし、避難所も整備されとるしな。そげなこつにならんごと計算されつくされとるがよ。」
僕「そうけ?慣れっこになっとりゃせんけ?」
友「(笑)鹿児島におった時は、慣れっこになっとったろうが。鹿児島ん人は、土と共に生きとるわけよ。備えはしとっても、そこを破られるんであれば、それはそれで命を落としても本望やっど。桜島があってこそ、他の産業が先細りになっても、観光でもってるわけよ。桜島がなければ、鹿児島とは言えんからね。」
僕「まぁ、確かに。台風の方が凄いからね。東京の台風は、鹿児島の大雨くらいなもんよ。」
友「俺らは、この地で生きとるわけよね。常に自然があって、文明的なもんも含めてその恩恵も受けちょるわけよ。震災の時の津波を非現実的なもんと捉えて冷静に携帯のカメラ越しに眺めとるのとは違うど。」
僕「すんもはんじゃした。被害がないならそいでよかが。」
友「いざとなれば、逃げるし、備えちょっど。じゃっけど、この地に怒られて死ぬなら、そいでよか。」
志を持って天命を待つ。
備えあれば、憂いはないが、憂いて生きぬは人生の恥、とのことでした。
うちの父も同様なことを申しておりました。
鹿児島で生きる人の地元を愛する気持ちが分かりました。
エリーマイラヴ
男性/45歳/東京都/総帥(so sweet)
2016-02-05 22:50