映画『火の山のマリア』を鑑賞
本作品はグアテマラで製作された作品です(フランスとの合作)
グアテマラと言うとコーヒーのイメージしかない程度の知識しかありませんでしたが、脚本がしっかりしていたので世界にしっかり入れました。
主人公の先住民族マヤ人の少女マリアを通してマヤ人の置かれている現実を中心にグアテマラが現在も抱える貧困、差別、幼児誘拐等の社会問題を写し出し、見果てぬ地への憧れ、家族、恋、言葉の壁、それぞれの思惑などが混ざりあう濃密なドラマをドキュメンタリー風に描いています。
タイトルに火の山とありますが舞台となった場所ではなく主人公の心情を意味しているのかなとも感じました。
監督のハイロ・ブスタマンテさんは(脚本も担当)、本作品が長編デビュー作ですが、ベルリン映画祭(世界三大映画祭のひとつ)で銀熊賞に輝き、アカデミー賞外国語映画部門にもグアテマラ代表としてエントリーを果たしました。
新たな才能を教えてくれた映画館に拍手!!
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-02-28 22:12