DVDで『少年と自転車』を鑑賞
体調のこともあり外出を控え片付けや掃除をしてましたがやっぱり映画が観たくなりDVDで鑑賞しました。
作品は監督のダルデンヌ兄弟が来日した際に聞いた「迎えに来ない親を施設の屋上で待ち続ける子供の話」を元に生まれました。
主人公の少年は施設に預けられていて、いつか父が迎えに来ることを待ちわびてます。
しかし、受け入れられない現実が突きつけられますがあるきっかけから週末限定の里親となってくれる女性と出会い少年の運命が動きだし、タイトルにある自転車も大きな役割を果たしています。
あまりに残酷な現実、悪い誘惑、裏切りで傷つき、誰かを傷つけ少年は本当の愛情を知り、新たに歩みだす。
原案の少年は施設を出たあと暴走族に入り、リーダーに認めて貰いたいがため罪を犯します。同様に大人の身勝手に傷つけられ、愛情を注がれなかった少年が暗い道に行かずにすんだ、運命が変わる流れを静かに描く作品でした。
少年は彼なりの表現で常に愛情を求めています。運命を変えるのに必要なのは自分の事を心配してくれる人の存在でした。
ムーンライズキングダム
男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-03-06 19:05