大切な人へ
もし、それが最後だって分かっていたなら、僕は、どうしてただろう。
もう二度と会えないなんて、その時は、考えもしなかったんだ。
「さよなら」は、淋しい言葉だから、言わなかったと思うけれど、やっぱり、「またね」って希望に満ちたフレーズで別れたのかな。
君が居なくなった町は、どこに行っても、思い出ばかりがよみがえってきて、辛かったよ。
何処へ行くのだって、いつも一緒だったからさ。
あれから、半分逃げるようにして都会へ出て暮らして、家族もできたよ。
「命」とか「心」を救える人には、まだなれていないけれど、それに携わって生きているよ。
生きていると、喜怒哀楽あるし、腹は減るし、眠くなるし、したくなるし、いろいろある。
いろいろある中で、君の記憶が薄れてくんじゃないかと思ってたけど、やっぱり命を見送ることもあるから、その度にはっとするよ。
今年の夏には、また会いに行くよ。
いつも、心に、いるよ。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2016-03-10 10:58